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ヘッドホンアンプ#1 [ヘッドホン]

ヘッドホンアンプの1号目、TRV-84HDを入手です。色は黒いです。

SA-15S1を購入して、ヘッドホン端子の性能の高さに驚いたと同時に、それまでヘッドホンアンプの機能をよく理解していなかったために懐疑的だったその重要性を実感してしまっていたところです。

私の理解(というか思い込み)としてはヘッドホンの振動板をきちんと振動させるだけのエネルギーを生成する装置、というのがヘッドホンアンプだと思っています。

CD5001ではそのエネルギーの生成力があまり高くなくて、結果として振動板を十分に振動できていなかったのではないか、と感じています。

それをSA-15S1のヘッドホン端子を使うことで実感してしまったということです。

なにせ、どのヘッドホンを使用しても以前よりも音が濃く感じるようになってしまったのですから。おかげで、それぞれ何となく感じていたキャラクターが異なって聞こえるようになってしまった程です。

勿論、基本的な性能に関して違うように感じた、ということではありません。例えばK701は広大な音場を持っている、ということはCD5001でも感じられましたし、ATH-SX1が所謂かまぼこ型の音域を持っていることも理解できていたと思います。

その上で、SA-15S1では全てのヘッドホンを一段上に引き上げているように感じてしまいましたので、弱点と感じていた部分が実はそうではなくてそのヘッドホンの重要なキャラクターとして捉えられるようになった、というところでしょうか。

と、前置きがやたら長くなってしまいましたが、矢継ぎ早に新機器を購入している自分への言い訳みたいなものかもしれません。

ともあれ、TRV-84HDを購入してしまったのです。

当初はHA-1aを購入する予定でした。比較的レビューが多く報告されていますし、値段的にも手が出しやすい価格帯だったことがあります。それと、所有者の方のブログに掲載されている写真、特に丸い窓の中の真空管の写真が非常に美しい、というのもありました。

ところが、HA-1aを在庫している店が見つかりませんでした(あまり探し回ってはいませんが)。

ダイナミックオーディオ5555さんでは展示されていましたが、入荷が今月末とのことで、なるべく早く、というか今すぐにでも欲しい、というところまで気分が盛り上がってしまっていたので、他の機種も検討することにしました。

他の機種、こと真空管のヘッドホンアンプということになると、TRV-84HDが真っ先に思いつくところですが、価格、デザインから二の足を踏んでしまいました。

ところが、展示品で、旧色の黒であればほとんどHA-1aと同等の値段で購入できますよ、と聞かされてその場で即決してしまいました。拘りも何もあったもんじゃないですね。

で、早速設置をしてみました。

デザインについては、このドームと後ろの塔がアンバランスで、いまいち美しさというものは感じないです。残念ながら購入後も…

ですが、全体的な質感、特に前面のパネルやそのスイッチ類の作りに関しては十分満足できると思います。勿論、実際に購入してしまいましたし、デザインの面でもいい所を探す努力をした上ですが…

いずれにしても、真空管の機構や音には憧れがあったので、私としては非常に満足しています。ドームのネットの所為で見え辛いですが、電源を入れると真空管が発光します。地味目の光り方ですが、暗いところではキラキラと綺麗に見えます。

ボリュームコントローラーは金属製で重厚感があります。ガリなどは特に感じません。スムースに回ります。

SA-15S1のヘッドホンのボリュームコントローラーやProta CordaIIIなどに比べて、同音量を得るためにはボリューム位置は大きめになります(前2者では9時くらいの位置がTRV-84HDでは12時くらい)。聞きかじった程度の知識ですが、真空管の方がゲインを得にくい、といったことを聞いたことがあるので、その所為かもしれません。

入出力に関してはライン入力が2系統とスピーカー出力があります。スピーカー出力とヘッドホン出力は切り替え方式で、電源スイッチの隣に切り替えスイッチがあります。入力もヘッドホン端子上のスイッチでどちらの系統を使用するか選択します。

音などはまだほとんど鳴らしていないので、はっきり掴めていません。SA-15S1のヘッドホン端子に比べて質の面で低いということはなくて、違いは音の性格付けによる部分が大きいような印象があります。と、適当に抽象的な表現でごまかしておきます。


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